
私がバレエを始めた頃は現在よりも情報が少ない時代。
そんな中でのバレエは、先生に教えて頂いたことをただただ必死に練習するしかありませんでした。
バレエは芸術であり、美しさを求められます。
特に膝や甲の伸び、股関節の柔軟性がその美しさのためには必須です。
しかし私の身体はどれも理想とは程遠く、
「もともとこういう身体なんだ」と諦めていたことがたくさんありました。
当時、具体的な解決策の情報は日本にはまだ少なく、バレエで求められるラインに近づけない自分に悩んでいました。
それでも何とかプロとして舞台に立てるようになったものの、「なぜ自分はできないのか」「できるようになる方法はあるのか」という疑問は消えませんでした。
そんな時、バレエセミナーで ヤン・ヌイッツ先生、フランシス・ウエイツ先生 に出会い衝撃的な事実を知ります。
先生方は私の身体の関節の可動域を確認して
『あなたの身体はあなたの使い方でこうなっています』
とおっしゃいました。
自分の生まれつきの身体ではなく、自分の使い方でこうなっていたのか。
自分では努力をしてきたつもりだったのに、努力の方向が違っていたのかも・・・。
ちゃんとした努力の方法を知りたい。バレエを教えるためにも勉強しなくては・・・。
ここから私の身体への学びがスタートしました。
バレエで求められる身体に近づくには、どこをどう使い動かすのが良いのか。
情報や化学は進歩し続けており、学びはまだまだ現在も進行中です。
学べば学ぶほどその奥深さに気づかされます。
私と出会う生徒には私のような思いはさせたくない。
一度折り目をつけてしまったら・・・
一度色をのせてしまったら・・・
そんな事を考えると、生徒に向き合う事は責任重大です。
最初の一歩はとても大切。
どう身体を使うのか、どう動くのか。
どんな言葉で、どんな音楽で、どんな方法で伝えるのか。
身体は自分次第で変えることができる
様々な方法でみなさまを導きます。
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